変形性股関節症 どうして痛くなるの?

股関節の足側の骨である大腿骨の一番上の部分の周りにはクッションとなる関節包があります。

この関節包が固くなることでつまり感や痛みを感じることがあります。

また変形性関節症全般に言えることですが、実は変形してくる前に炎症反応が出ています。

でも、炎症反応が起きる関節包の中は痛みを感じるセンサーがないので、痛みに気が付きません。

最新の医学では「関節を構成する組織が変形(変性)しているだけでは痛みは起きない。炎症があるから痛みを感じるのだ」とわかってきました。

ということは、治療法は「炎症をいかに止めるか」が肝なので、変形性関節症は初期症状のうちに改善しておくことが大切です。

変形性股関節症の初期症状は、
・靴下が履きにくい
・足の爪が切りにくい
・動き始めや歩き始め数歩の痛み
があり、進行すると
・座ってても立ってても痛い
・重だるい、鈍痛
・日常生活に支障を来す

股関節を曲げた時に前側でつまり感があることを「インピンジメント」(挟まる・ぶつかるの意)といい、進行すると前股関節症になります。

関節に違和感があればご相談ください。

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